NSR250R (1992)

2000/12 中古で購入
2005/11 売却

発売当時は、RZに乗っていて、「RZは鉄だけどカウル無いから、重量も馬力も大差無いぜ。」なんて思っていたのだが、ようやく手に入れてみてびっくり。
みんなこんな楽しいものに乗っていたのか!!
(フォロー:RZはネイキッドとしての汎用性も高かったので総合的には悪くない)

軽いから失敗してもリカバリーできそうだ
車体がしっかりしていて不安な動きは微塵もない
ほどほどの馬力でアクセル開け放題
2stはエンブレが弱くシフトダウン操作が適当でいいので、忙しい進入時に気を使うことが減る
結果、怖さがなくて、コーナーが楽しい
ツーリングに行っても、コーナーでアクセルを開けていって、リアがグリップして曲がっている感覚だけが鮮明に記憶に残っていて、どこを走ったとか、食べた物とかはあまり覚えていない

NSRに慣れたころにhak氏が走行会を企画してくれたこともタイミングが良かった。ツナギ着てクローズドコースで楽しむことを覚えた。

[ポジション]
最初は、えらいもん買ってしまったと思ったが、すぐ慣れた。
最近のSSよりシートがかなり低いため、相対的にハンドルが高く、それほど辛くない。
下半身で支えやすいように、滑りにくいパンツが吉。綿のGパンは疲れるが革パンだと楽。

[速いか]
パワーは大型に慣れた今となっては普通。というか、今時の走行会では下ランク。
怖くないという精神的利点が大きい。僕が乗るにはもっとも速いバイク。
最高速は200Kmくらいでるので、大型にまじってツーリングに行っても問題ない。

[積載性]
リアシート内小物入れは便利。カッパ、飲み物ぐらいは入る。
1Lの丸いオイル缶は入らない。容量的には入りそうなのだが形があたる。
リアシートは平らで悪くない。一人分のキャンプ道具が積めた。

[デザイン]
明らかにTZRに劣るが、慣れた。直線的な部材がいかにも合理的で、かっこより性能という感じでしょうか。
大体現在のスポーツバイクの基本形はこのころから変わってないので古さは感じない。特にスイングアームはみんなこの形状だ。

[2stは維持費がかかるか?]
走行会を機会に、消耗箇所は、かなり早めにメンテした。
チューンのたぐいはやらず、パーツはほぼ純正品。
結局車両代以外に46万使った。(転倒修理費用はゼロ。)
特に高い印象は無い。使用内容に見合ったメンテ費用だったと思う。
むしろ、自分の例を考えると、今更好きで2stレプリカに乗っている人は、消耗品の交換などきちんとやっている人で、今から買う中古は程度が良くてさらに安上がりな気もする。
しかしもう13年落ち。そろそろパーツが出なくなって「タッチバイク」や「ガレージ拝見」の世界に入りそうです。

[難点]
高速道路のガソリンスタンドにて、2stオイルの品切れに2回遭遇した。真剣にあせる。原チャリのいる下道では、まだそんなことはないが、もはや社会から消えた存在である。
小排気量ゆえ、高速道路ではかなり回転数があがり、それを何十分も維持してしまうので、オイル消費がハンパでない。オイル満タンで自宅を出て、諏訪で切れる。
とてもそんなペースの予備は持てないので現地調達なのです。
おとなしく走ればいいのだが・・・・。
下道やサーキットでは、そんなに長時間高回転維持できないので問題ない。
[結局]
コーナーでアクセルをあけていって、リアタイアがグリップして曲がっている感覚。
これが僕にとってオンロード走行の一番快楽な瞬間で、それを最も容易に楽しめるバイク。
新車があればまた乗りたいところですが、無理な相談なので、
次は、現代のバイクの中ではコンセプトの近そうな、600に乗ることにしました。